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診療科目  :  内科全般 ・ 循環器内科 ・ 呼吸器内科

オンライン診療「クリニクス」

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現代の生活習慣は、知らず知らずのうちに体重増加や肥満を引き起こし、将来的に糖尿病・高血圧・脂質異常症・心疾患などの生活習慣病を引き起こす原因にもなります。当院では、医学的根拠に基づいて安全かつ効果的に体重管理を行うための「ダイエット外来」を設けております。医師による診断を行い、必要に応じてお薬の処方を行うことで、無理のない減量と生活習慣病の予防・改善をサポートします。
「自己流のダイエットでは成果が出ない」「食事制限が続かない」「リバウンドを繰り返してしまう」といったお悩みをお持ちの方は、医療的な視点からのサポートを受けることをおすすめします。健康診断などで指摘を受けた方はもちろん、自己管理を目的とした方のご相談も歓迎しています。正しい方法で取り組めば、薬に頼らず体重をコントロールすることも十分可能です。放置せず、10年後・20年後の自分のために、ぜひ一度ご相談ください。
サノレックス イラスト
サノレックス 1錠 440円(税込) オンライン:1錠 450円(税込)
サノレックスとは、有効成分の作用で脳に働きかけて、食欲を抑制する効果が期待できる薬です。漢方薬を除けば、日本国内で唯一「肥満症」に使用することが保険上認められている薬が、「サノレックス」です。全世界で見れば、使用が開始されたのが1973年、国内では1992年から販売されています。サノレックスに含まれる有効成分は「マジンドール」といい、この成分の作用によって服用した人の体重を減らします。
【作用の仕組み】
脳の中には、摂食行動を制御している部位があります。具体的には、「視床下部」という場所がそれで、マジンドールはこの部位のはたらきを鈍らせる作用を持ちます。その結果、脳は満腹感を覚えやすくなり、したがって食べる量が減少、体重も減るという仕組みです。また、こうした作用を発揮するうえで、「ドパミン」という脳の電気信号を制御する物質が関わることも知られています。
【サノレックスの適応対象】
BMIが35以上、もしくは、肥満度が+70%以上の高度肥満症の人
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)にて算出
肥満度(%)=(実際の体重−標準体重)×100にて算出
食事や運動療法を行なっても、肥満の改善が見られない場合に限る
サノレックスは、食事量のコントロールが難しい人やダイエットのサポートとして使いたい人におすすめです。あくまでも食欲を抑える医薬品であり、ダイエットの「補助」としての役割を担います。運動や食事療法も並行して行って、ダイエットのサポートに使いたい方にも向いているでしょう。
■副作用

主な副作用:

口渇感 / 便秘 / 睡眠障害 / 頭痛 / 脱力感 / めまい / けん怠感 / いらいら感 / 眠気 / ふらつき / 悪心
喉の渇きや便秘など、自分で対応できるものが副作用の大部分を占めます。しかし、気分が悪いや睡眠障害などがひどい場合は中止した方が良いでしょう。また、肝臓の機能が悪化する場合があり、定期的な採血チェックをお勧めします。

重大な副作用:

重大な副作用は依存性と肺高血圧と言う病気です。これらは長期に服用すると起こる可能性があります。ですので、内服期間は必ず3か月までにします。肺高血圧症と言う病気はちょっとした事で息切れを感じたり、胸の痛みがあるなどの症状があります。 このような場合は必ず主治医に申し出てください。
健康保険の適応はBMI35以上の方です。それ以下の方は健康保険では使用できませんが、自由診療であれば可能です。また、自由診療であっても次のような場合には処方ができなくなっています。
サノレックスに対してアレルギーを起こしたことのある方 
緑内障の方
重症の高血圧の方
重症の心臓、膵臓、肝臓、腎臓の病気の方、不安やうつ症状、精神疾患の方
脳の血管に異常のある方、薬物、アルコールの乱用歴のある方、妊婦、小児 
極端なやせ願望の方、低体重の方
マンジャロ 2.5mg 4,800円(税込)  オンライン価格:5,200円(税込)
マンジャロ 5.0mg 6,600円(税込)  オンライン価格:7,000円(税込)
マンジャロ 7.5mg 8,000円(税込)  オンライン価格:8,800円(税込)
※初診からオンライン診療対応可能
マンジャロは、血糖値の上昇を抑えるお薬です。体内にはインスリン分泌を促進する「GIP」と「GLP-1」という生体内ホルモンがあります。これらに作用するGLP-1受容体作動薬は、日本では2010年から販売され、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。
■異なる目的での使用
ほかにも食欲を抑制し、胃の内容物の排泄を遅らせて満腹感を持続させることで、体重減少の効果が期待されます。日本では美容や痩身目的での使用は承認されていないため「医薬品副作用被害救済制度」※の救済対象にはなりません。また、美容や痩身目的の場合は未承認薬による自由診療となりますので、自費での支払が発生します。
「医薬品副作用被害救済制度」:医薬品(病院・診療所で処方されたものの他、薬局等で購入したものも含む)を適正に使用したにもかかわらず、その副作用により入院治療が必要になるほど重篤な健康被害が生じた場合に、医療費や年金などの給付を行う公的な制度
■入手経路
国内の医薬品卸販売会社より入手しております。
■国内の承認医薬品等の有無
国内での肥満症治療薬として承認されている同一成分の飲み薬としての医薬品はありません。一部2024年2月22日から保険適用の肥満症治療薬の発売が始まりましたが処方条件が厳しく、また注射薬であるため、同じ成分の飲み薬としての効果が期待されています。
■諸外国における安全性等に係る情報
アメリカでは肥満症治療薬として知られており、2022年5月に米国食品医薬品局(FDA)が2型糖尿病を適応症として承認していますが、現時点では抗肥満薬としての認可はされていません。
マンジャロで痩せる理由
・食欲を抑制する
食事摂取によって分泌されて、食欲抑制に関わる脳の中枢神経に作用するため、食事の量を無意識に抑えることができるようになり、結果として痩せる原因とな ります。
・満腹感を持続させる
脳の中枢神経に持続的に作用することで、満腹感を促進する作用があるレプチンというホルモンの分泌を促し、満腹感が持続します。さらに、胃の運動を抑制する作用によって、食べ物の消化に時間がかかるため、少しの食事量でも満腹感が持続します。その結果、摂取カロリーが抑えられて体重減少につながります。
・脂肪の分解を促進する
肝臓や脂肪細胞で脂肪の分解を促進して、エネルギー消費を増加させる作用があります。この働きによって脂肪燃焼が進んでダイエット効果が得られます。
マンジャロ イラスト
マンジャロ2.5mg  5.0mg  7.5mg
必ず増量が必要になるということではなく、まずは週1回2.5 mgからスタートし、週1回2.5 mgを4週間続けた後、週1回5 mgの維持用量に変更します。その後、維持用量の週1回5 mgを4週間以上投与した後、症状や状態に合わせて増量が必要かどうかを医師が判断する形になります。高用量のマンジャロを使用すると一部の患者様で低血糖や急性膵炎などの重大な副作用のリスクが指摘されています。「高用量の方が体重減少効果が高そう」という理由で安易に増量を希望することは誤りになります。
■副作用
マンジャロの主な副作用には、悪心、嘔吐、下痢、便秘などがありますがこれらは通常、投与初期に見られ、時間とともに軽減する傾向にあります。吐き気があるときは、揚げ物など脂肪の多い食品は避けるようにし、1回あたりの食事量を減らす、または満腹感を感じたらそれ以上食べるのをやめるなどの工夫をすることで緩和する場合があります。またこれらの副作用がもし出た場合でも生活に支障のない範囲内であれば、そのまま様子を見る形で問題ありませんが、悪化傾向にある場合は自己判断でマンジャロの投与を中止せず、主治医に相談するようにしましょう。
ルセフィODフィルム 2.5mg(内服薬) :30日分 5,500円(税込)
オンライン価格 :30日分 5,800円(税込)
【作用の仕組み】
ルセフィ(一般名:ルセオグリフロジン)は2型糖尿病の治療薬で、「SGLT2阻害薬」という種類の薬に分類されます。2型糖尿病とは、「インスリン」と呼ばれるホルモンの働きが悪くなることで、血糖値が高い状態が続く病気のことです。「SGLT2」は糖を運ぶタンパク質のひとつで、腎臓における糖の再吸収に関わっています。ルセフィは、このSGLT2の働きを抑制することで糖の再吸収を抑え、体内の余分な糖を尿中に排泄させます。その結果、上がりすぎた血糖値を抑える作用があります。
【ルセフィのダイエット効果】
ルセフィは2型糖尿病の治療薬ですが、過剰な糖を尿中に排泄する作用をもつことから、ダイエット目的で適用外使用される場合があります。ルセフィを服用すれば、食事から摂取した糖が尿と一緒に排出されるため、実質的に糖質制限をしているような状態と同じだといえます。そのため、食事を極端に減らさなくても体重減少効果が期待できます。ルセフィを1日2.5mg服用した場合、尿中に排泄される糖の量は1日約240kcal分です。1ヵ月あたりに換算すると、約7,200kcalに相当する糖が排出されます。体重を1kg減らすためには約7,000kcalを消費する必要があるので、1か月で約1kg前後の減量効果が期待できるといえるでしょう。
高血糖時の尿糖排泄
血液中の糖が腎臓で濾過されます。
濾過された糖は主にSGLT2の働きで血液中に再吸収されます。
再吸収しきれなかった糖が尿として排泄されます。
 
ルセフィを服用
血液中の糖が腎臓で濾過されます。
ルセフィがSGLT2による再吸収を妨げます。
再吸収しきれない糖が増え、尿中へ排泄される糖が増えます。
SGLT2(エスジーエルティー・ツー):糖を運ぶたんぱく質のひとつ。SGLT1も腎臓に存在しているが、腎臓で糖の再吸収に関わるのは主にSGLT2である。
■副作用

主な副作用:

口やのどの渇き/便秘/多尿・頻尿/低血糖/膀胱炎・尿路感染/性器感染症
ルセフィを服用すると、尿量が増えることで体内の水分量が減るため、口やのどの渇きといった脱水症状を引き起こす場合があります。また、ルセフィの作用によって尿中の糖が増えると、膀胱炎や尿路感染、性器感染症などのリスクの上昇にもつながります。気になる症状が出た場合や、症状が長期間治まらないときは、早めにかかりつけの医師や薬剤師に相談しましょう。
●使用上の注意
以下に該当する方は、必ず医師による判断を仰いでください。
過去に薬や食べ物で、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、感染症、外傷がある。手術前後である。脳下垂体機能不全または副腎機能不全、栄養不良状態にある、飢餓状態にある、食事摂取が不規則、食事摂取量が不足している、衰弱状態にある、激しい筋肉運動をしている、過度のアルコール摂取がある、尿路感染、性器感染がある。妊娠または授乳中。
他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
●用法・用量
通常、成人は1回1枚(ルセオグリフロジンとして2.5mg)を1日1回朝食前または朝食後に服用します。本剤は舌の上にのせて唾液を浸潤させると崩壊するため、水なしで服用も可能です。また、水で服用することもできます。
飲み忘れた場合は、気がついた時に、できるだけ早く飲み忘れた分(1回分)を飲んでください。ただし、次に飲むまでの時間が近い場合は、飲み忘れた分をとばして、次の時間(翌日)に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。医師の指示なしに、服用を止めないでください。
ウゴービ (皮下注)0.25mg   9,200円(税込)  オンライン価格:  9,600円(税込)
ウゴービ (皮下注)0.5mg 15,600円(税込)  オンライン価格:16,300円(税込)
ウゴービ (皮下注)1.0mg 27,500円(税込)  オンライン価格:28,600円(税込)
※各1ヶ月分(4回)となります
※投与量は体型により異なりますので、医師の判断を仰いでください
厚生労働省より「肥満症」の治療薬としたウゴービ(セマグルチド)が正式に承認され、肥満症治療薬として期待されています。
ウゴービの有効成分であるセマグルチドはGLP-1受容体作動薬と言われ、既に糖尿病治療薬として「オゼンピック皮下注」という薬剤名で使用されています。
GLP-1は、脳の満腹中枢に作用して食欲が出過ぎることを抑えたり、胃内容物の排泄を遅らせて満腹感を高めたりすることで、体重減少作用があります。そのため、ダイエット目的として使用されることがあります。
体格指数(BMI)による肥満度分類
肥満と肥満症の違い
ただ太っている状態を意味する”肥満”と、疾患である”肥満症”は違います。肥満と肥満症は、言葉はほとんど同じですが、医学的には明確に区別されています。肥満は脂肪が過剰に蓄積した状態であり、体格指数(BMI)が25 kg/㎡以上であれば、肥満と判定されます。肥満だけでは病気とはいえません。一方で肥満症は肥満であるとともに、肥満を原因とする、あるいは肥満に関連する11種の健康障害のいずれかを発症している状態です。肥満症は、単なる肥満とは異なり、治療が必要な病気です。 
肥満治療薬ウゴービはどんな薬?
GLP-1製剤がもたらすさまざまな作用
GLP-1は「グルカゴン様ペプチド-1」の略で、膵臓から分泌されるホルモンの一種です。GLP-1は、血糖値を下げる役割がありますが、GLP-1受容体作動薬は、GLP-1の働きを促進することで血糖値のコントロールに寄与します。
GLP-1 受容体作動薬「ウゴービ®皮下注MD
ウゴービが使用できる条件と使用方法
ウゴービの適応は肥満症です。しかし、肥満症であれば全員に使えるわけではなく、特定の条件のある肥満症患者に対して使用することができます。肥満症とは、BMIが25以上で肥満による合併症が11種類のうち1つ以上ある場合、もしくは内臓脂肪蓄積がある場合に定義されます。
<肥満に関連する健康障害>
耐糖能障害(2型糖尿病、耐糖能異常など)
脂質異常症
高血圧
高尿酸血症、痛風
冠動脈疾患
脳梗塞、一過性脳虚血発作
非アルコール性脂肪性肝疾患
月経異常、女性不妊
閉塞性睡眠時無呼吸症候群、肥満低換気症候群
運動器疾患(変形性関節症:膝関節、股関節、手指関節、変形性脊椎症)
肥満関連腎臓病
現在は健康障害が生じていなくても、これから生じることが予測され、減量を必要とする内臓脂肪型肥満も肥満症と診断されます。内臓脂肪型肥満とは、内臓脂肪の面積が100 cm²以上ある状態で、ウエストの周囲が男性で85 cm以上、女性で90 cm以上であれば、その疑いが持たれます。なお、健康診断などで耳にする「メタボリックシンドローム」は、BMIが25 kg/㎡未満であっても、内臓脂肪が過剰に蓄積していて、さらに、空腹時高血糖、脂質異常、血圧高値のうち2つ以上を発症している状態です。
■副作用
ウゴービにも副作用があります。特に投与初期や増量時に現れやすいですが、その多くは時間と共に軽快する傾向にあります。
一般的に見られる副作用 (消化器系の副作用)
吐き気(悪心)/下痢/便秘/嘔吐/腹痛、腹部不快感
<対処法の例>
・一度にたくさん食べず、少量ずつ回数を分けて食べる。
・脂っこい食事や香辛料の強い食事を避ける。
・消化の良いもの(おかゆ、うどんなど)を選ぶ。
・水分をこまめに補給する。
その他の副作用
頭痛/めまい/倦怠感/注射部位の反応(赤み、かゆみなど)
まれに起こる重篤な副作用と注意点
急性膵炎:持続する激しい腹痛、背中の痛み、嘔吐など。
胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸:強い腹痛、皮膚や白目が黄色くなる、発熱など。
低血糖:冷や汗、手の震え、動悸、強い空腹感、意識がもうろうとするなど。
皮膚の発疹、じんましん、顔やまぶたの腫れ、呼吸困難といったアナフィラキシー反応が起きた場合も、直ちに投与を中止して医師による受診が必要です。
禁忌・慎重投与の対象者
急安全性の観点から、以下に該当する方はウゴービを使用できません。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方
甲状腺髄様癌の既往歴のある方、または家族歴のある方(多発性内分泌腫瘍症2型)
妊娠中、授乳中の方、または妊娠を希望している方
また、糖尿病の方、膵炎の既往歴がある方、重度の胃腸障害がある方などは、慎重な投与が必要となります。必ず持病や既往歴を医師に伝えてください。