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診療情報 Medical information

診療科目  :  内科全般 ・ 循環器内科 ・ 呼吸器内科

 
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- 概要 -
主に精神面での禁煙支援や、ニコチン置換療法(ニコチンガム・ニコチンパッチを使用)、バレニクリンなどによる禁煙方法を行います。1990年代後半から扱う病院が増えてきました。以前は、禁煙にかかる費用は全て健康保険の対象外(自由診療・保険外診療)であったため患者さまの全額負担でしたが、2006年4月1日より、一定の基準を満たす患者さまの禁煙治療に関して保険適用が認められました。
- 治療 -
禁煙外来にて禁煙治療を受ける為には、患者さま側に各種の条件が必要とされ、これらの条件を全て満たした場合にのみ禁煙治療を行う事ができます。
患者さま自らが禁煙を望むこと
ニコチン依存症診断用のスクーリングテスト(TDS)を行い5点以上の診断された方
喫煙年数と1日の喫煙本数を掛けたものが200以上である
治療方法に関しての文章を読み、治療に関する承諾書を記述すること
治療は5回まで保険が適応され、初回2週4週8週12週の計5回で完了となり、その間にニコチンパッチやニコチンガム、ニコチンを含まない飲み薬を利用して禁煙を行いますが、5回以降は保険適応外となります。 
糖尿病とタバコ、
関係ないと思っていませんか?
糖尿病の患者さんでは、血糖値が上がることで血管が傷つき、動脈硬化が起きやすくなっています。動脈硬化により血管が詰まると起こる心筋梗塞や脳卒中などを防ぐため、血糖コントロールだけでなく生活習慣病の改善も大切です。しかし、タバコを吸う糖尿病患者さんは、吸わない患者さんよりも心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。
糖尿病と上手につきあいながら快適な
生活を送るために、禁煙を忘れないで
禁煙すればリスクは低下します。
タバコを吸うことで心筋梗塞で死亡するリスクは約2.6倍に高まりますが、禁煙をすれば低下し、タバコを吸わない患者さんと同じレベルになります。
今からでも遅くはありません、禁煙に挑戦しませんか。
タバコは高血圧の敵です。
動脈硬化や、動脈硬化が原因で起こる心筋梗塞や脳卒中などにつながる高血圧。タバコを吸う高血圧の患者さんでは動脈硬化がさらに進みやすくなり、吸わない患者さんよりも心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。
また、タバコを吸った後は血管が収縮するため、血圧が上昇します。
血圧をコントロールするなら、
禁煙を忘れないで
禁煙すればリスクは低下します。
タバコを吸うことで3.8倍に高まった脳卒中のリスコも、禁煙すれば吸わない患者さんと同じレベルにまで下げることができます。
タバコを吸っている患者さんは、動脈硬化を防いで血圧を上手にコントロールするために、禁煙も忘れずに。
タバコを吸うと悪玉コレステロールが
血管にたまりやすくなります。
タバコを吸うと悪玉(LDL)コレステロールが酸化されて動脈硬化が進行します。また、不要なコレステロールがを回収して肝臓に戻してくれる善玉(HDL)コレステロールを減らしてしまうので、動脈硬化が進みタバコを吸わない患者さんよりも心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まります。
動脈硬化を防ぐ為に禁煙を忘れないで
高脂血症の治療は生活習慣の改善が基本です。生活習慣改善に、禁煙を加えてみませんか?